当たり前の事が、突然当たり前でなくなるのが一番怖いと思う今日この頃。。。
シュールな始まりですが、べつに病んでるわけじゃありませんのでご安心を(笑)
今回の入庫事例は、突然パワステが効かなくなったMINIをご紹介します。
まずボンネットを開けて気づいたのは、ファンベルトが切れていました。
MINIのパワステは油圧式なのですが、よくあるファンベルトでポンプを駆動しているタイプではないのです。
油圧を発生するための電動モーターが搭載されています。
電動アシストと油圧アシストのハイブリッドと、国産車ではまず見かけない仕様になってます。
どうやらファンベルトが切れる→ダイナモの発電が止まる→パワステモーターへ電気の供給が止まる→結果パワステが効かない、とゆう流れのようです。
とりあえず作業するためにフロントバンパーを外します。
ベルトが切れた原因を探していると、クランクプーリーが空回りしてます。
さっそく外してみると。。。
なるほど、ダンパーブッシュが劣化してプーリーが外れてますね。
この第一世代のMINIクーパーSはスーパーチャージャーですが、コンプレッサーと同軸でウォーターポンプも駆動されています。
なので、ファンベルトが切れるとウォーターポンプも駆動できずオーバーヒートも併発します。
念のためこちらも同時交換しました。
しかし、肝心の写真を撮り忘れてます。。。
正確には撮ったつもりが保存されていなかったと言い訳させて下さい。
直接の因果関係はないと思いますが、ロッカーカバーからのオイル漏れも発見しましたので、こちらも交換しました。
オーナー様はしっかりメンテナンスされているので、ヘッド内部がものすごくキレイですね~♪
あとは元通りに組んで、クーラントのエア抜きを行い整備完了です!
無事、オーナー様の元へ帰りました☆
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